家にネズミがいると分かったらすぐにでも家から追い出したいですよね。
ネズミの死骸を処理するのは嫌だ!でも、家からネズミを追い出したい!という方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ネズミの嫌いな匂いについてお話したいと思います。
ネズミの嫌いな匂いとは?
ネズミはとても嗅覚が優れています。
火薬や麻薬の痕跡を嗅ぎ分けると言われ、地雷探知機の替わりに利用することもあるくらいです。
ネズミは3~4日何も食べてないと死んでしまうので、生きていくためにはエサがどこにあるかを正確に嗅ぎ分ける必要があるために嗅覚が発達したといわれています。
このネズミの優れた嗅覚を逆手に取り、ネズミの嫌な匂いを利用して、ネズミを追い出していきましょう。
ネズミの嫌いな匂いは以下のとおりです。
- 天敵の匂い(ネコ・フェレット・フクロウ・ヘビなど)
- ハーブ(ハッカやミント)の匂い
- ワサビの匂い
- ユリの花の匂い
- 樟脳(しょうのう)の匂い
天敵の匂い

天敵のニオイは本能的に嫌いです。
飼っているだけでネズミが逃げ出してしまうケースもあります。
一般的にネズミの天敵といえば「ネコ」と想像すると思いますが、そのほかにも、ヘビやフクロウ、フェレット、ヘビなどがいます。
古くからペットとして飼われている「ネコ」や「フェレット」は、ネズミ駆除も兼ねて飼育されていました。
野生「フクロウ」の食事の6割近くは、ネズミが占めており、日本でも戦前まではフクロウを利用したネズミ駆除が行われたそうです。
哺乳類 | ネコ、フェレット、イタチ、きつね |
鳥類 | フクロウ、ワシ、タカ |
爬虫類 | ヘビ |
ハーブの匂い

基本的に動物は強烈なニオイがする植物が嫌いです。
ハッカ、ミント、月桃(琉球ハーブ)などがあります。
ホームセンターや薬局などに市販されているネズミの忌避剤の多くは、ネズミが嫌う天然ハーブのニオイを成分としております。
ワサビの匂い
ワサビの匂いも、ハーブと同様に忌避剤として利用されています。
殺菌効果のみを利用した芳香剤では効果がありませんので、間違わないように気をつけましょう。
ユリの花の匂い

ユリの花の匂いは苦手のようで、花が咲いている間は近寄りません。
ただし、花が落ちた後の球根は、ネズミにとってごちそうになりますので、そのまま鉢植えを放置しておくのはやめておきましょう。掘り起こされて食べられてしまいます。
樟脳の匂い
虫から衣服を守るために利用されている樟脳は、クスノキの葉や枝などのチップを水蒸気蒸留することで結晶化させて作られています。
強い刺すような樹脂系の香りを放ち、ネズミも嫌う匂いなので、ゴキブリなどの害虫防止効果とあわせて、一石二鳥なシロモノですね。
まとめ
今回は、ネズミの嫌いな匂いにスポットをあてて、様々なアイテムをご紹介しました。
ホームセンターや薬局で安価で購入できるものばかりですので、ネズミ対策として一度試されてはいかがでしょうか?
ただし、あくまでも今回ご紹介したのは、ネズミを寄せ付けないためのアイテムです。
ネズミの特徴のひとつとして、ストレスのかかる環境にも時間が経てば慣れるというものがあります。
同じものを長期間使用していれば、ねずみも慣れてしまい、再び姿を現す可能性がありますので、注意してください。
ネズミがいない平穏な生活が戻ってきますように。